人にはそれぞれに微妙に異なる性格があり、醸し出す雰囲気や纏うオーラもみな違います。 おっとりした人なのにやたら仕事は速い人や、しっかりした人なのにいつも遅刻する人など、似ているけどその人固有の組み合わせがあり、とても興味深く観察してます。 企業も「法人」という通り、人と同様人格や人間性がやはりあるんですね。 「この会社、頭はいいのになんか冷たそうだなあ」 とか、「優しそうなんだけど実は身近な人に厳しそう」とか、広報・宣伝の方向性で受ける印象が色々と変わってきます。 最近、注目している会社がこちら。 https://www.adeka.co.jp/ 株式会社ADEKA。 大正4年創業。歴史ある会社。 本社、所在地東京都荒川区。地味な場所で地に足付けて着実な成長。 従業員の3名に1人が研究者。樹脂や化学品の素材作りのプロ中のプロ。ガチガチの理系っぽいのに、なぜか優しそう。 これは、2021年の中経から実施したリブランディングの成果といえるのではないでしょうか？ トップページの動画も、大きく印象を柔らかくできた要因と思います。 ブランディングって、「企業の人間性」も表現できるんですね。 すごい技術力を持っているのに、奥ゆかしくも柔らかく、主張を忘れない。 こういった目立たない会社に光をあてることこそ、弊社のような会社がやるべきことなんだと感じます。 恐らく。 このCMをつくった制作会社さんは、根気強く社員さんと会話し、ADEKAの本当の社風を感じ取ったうえで、このCMのコンセプトを考えたのだと思います。
最近、私も得意先や知人の会社の研修に関わることが多いので、分かります。 社員さんと会話すると表向きのイメージとは違う、本当の会社の人間性が垣間見えるのです。 社員研修は、ブランディングの成功につながる、と言えます。
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