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  • 藤田 陽司

🙏誤ると謝る

ここ最近で、最もパーパス経営を実践した企業として挙げられるのが「株式会社スープストックトーキョー」であることに異論を唱える方はいますか?

「離乳食の無料提供」を巡るネットでの炎上、そしてその対応がまさにパーパス経営を実践しているのではないかと私は考えます。本ニュースレター共同執筆者の小越さんとの打合せの際に気づかされました。

4/21のネットニュース  スープストックトーキョーが大炎上…高単価の店で実施する「無料サービス」がアダに?  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/321922

このリンク先にある「ネットの意見」はSNSでの書き込みから否定的なものを拾ったものでしょうか、記事全体の色としても批判方向に傾いたもので、企業への反省を促す締めくくりとなっています。

お客さんの側に立つと、様々な状況にある人々が様々な理由で入店されるためこのサービスを良く思わない方がいてもいいし、賛否両論あってしかるべき、とは思います。 ここで気になるのは当事者である企業の出方。

スープストックトーキョーは4/18のリリースから、大きな反響を呼びながら沈黙を守り、1週間後の4/25にオフィシャルサイトにて語ったのは謝罪等の「炎上の鎮静化」ではなく、「サービスの理解促進」でした。


離乳食提供開始の反響を受けまして  https://www.soup-stock-tokyo.com/story/sst.babyfood20230426/ スープストックトーキョーは自社の理念「世の中の体温をあげる」に基づいてこのサービスを始めており、「意図が伝わらないこと」が最も恐れていることと考えたため、このリリースで、サービスの理解促進をユーザーに深めてもらい、パーパスの実践をおこなったのだと思います。


パーパス

方針が誤っているなら謝る、誤っていないなら謝らない、という当たり前を実践したスープストックトーキョー、当社のパーパス策定・実践においても非常にタメになる行動を示してくれ、感謝いたします。


 

株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。

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