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terra°ce lab

  • 藤田 陽司

🐞今までの価値観を脱皮するタイミング?

知人経営者より「NBCで『MVV勉強会』を一緒に作らないか?」と相談を受けました。 NBCとは弊社が理事として所属している東京ニュービジネス協議会で、 MVVとはミッション/ビジョン/バリューの頭文字を取ったものです。 (弊社含め、アルファベット3文字の名称ばかりでどうもすみませんwww) ちょうど弊社では自社のパーパスを策定し言語化する試みを始めているため(詳しくはterrace誌2号を参照ください)、良い機会と考え、二つ返事で賛同いたしまして。 「自社のMVVをどのように策定すればよいか」、これを1年を通して学ぶ目的の会「MVVを創ろう(MVV勉強会)」を設立し、先月(2023年8月)より限定8社でスタートしています。 私には子供がいないので実感・理解がイマイチなのですが、知人のZ世代になるお子さんの話を聞くにつけ、 『ストーリーの無いモノはいらない』という、『モノよりコト』消費志向は本当にそのようで。 来年早々に成人式を控えている知人の娘さんの話。 その知人宅には(おそらく何らかのリストを基に)、毎週のように成人式に着るための着物カタログが送られてくるそうです。 それらのカタログはどれも豪華絢爛で、我々昭和~平成世代はキャーキャー言いながらカタログをめくったことでしょう…。 が、ストーリー志向のZ世代は、「リサイクルゴミ箱へ直行」となっているそうです。 娘さん曰く「成人式に着るものは、ママが成人式に着た着物を着たい。もしその着物の柄が気に入らなかったら、別に着なくて出席してもいい」とのことで。 親御さんである知人は当然娘の晴れ着姿をみたいわけで、恐る恐る●年前の成人式の振り袖を見せたところ、気に入っていただけたようで『帯だけ替えて着たい』ということになり一安心。 それでも「新しいものはコスパが悪い」ということで「ママがよく行くリサイクル着物やさんの大きなイベントでなるべくたくさんの帯から選ぼう」ということになりました。



モノよりコト

そんなZ世代が就職するとなったら、ストーリーのない会社、存在目的の明文化されていない会社を選ぶということはまずないでしょう。 逆に、今存在している会社であれば必ず何らかの存在意義はあるはずなので、それを探しましょう、というのがMVV勉強会の目的です。 決して着物のカタログがZ世代にNGというわけでなく「新品の着物でも、商品の裏側にあるストーリーやパーパスをうまく表現できれば、Z世代にも選ばれるのでは?」ということ。 カタログを作って送ることを否定するのは短絡的で、むしろ届け方や伝え方を工夫することが大事では、ということです。 弊社のミッション「つたえる とどける 想いをつなぐ」はこういった課題解決をクライアントとともにしていく、という意味を込めています。



株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。

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