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つながっていこう

  • 藤田 陽司
  • 11月19日
  • 読了時間: 5分

よく知っているけど今までご縁がなかった会社。それは競合であったり、または微妙にやっていることが違っていたり。でも妙に気になる。皆さんにもそんな会社、いくつか思い当たりますよね。


そんな会社さんでも、ふとしたきっかけから連携に変えていこう、というような動きがいくつかありまして。

そこからさらに、別の会社さんでも連携を再現できるように模索し設計することを考える機会が増えています。 それは弊社が55年もの長きにわたりお世話になっている印刷・出版業界はすでに顕在化して効果も表れています。異業種からもニーズが出てきています。つながりをつなげる役割として、弊社が期待されていたりもするのです。この期待に応えられたときを想像すると、とてもワクワクします。


先日も記事にした日本大学周辺、そして仕事周辺からはすこし離れますが政治の動きなどにも共通した「連携の再定義」感がみられるので、今日はそのあたりをお伝えできればと思います。



印刷業界での連携を見直してみると


市場のシュリンク、そこに輪をかけての人材不足、さらに追い打ちをかけるように設備の老朽化など、印刷業界は待ったなしの課題を多く抱えています。 こうした課題の中、多くの印刷会社は、自社だけで完結するワークフローを描くことがどんどん難しくなっています。


競合と位置付けられていた会社とあえて連携し、これまで開拓が難しかった得意先に対し一緒に営業をかける、といったことが弊社では増えてきて、さらに一緒に組むことで双方の業績・成長について良い結果が出ることもわかってきて、再現性のあるスキームとなるであろうことも何となく想像することができるのです。


これは、以前からよくある単なる協力(同業同士の仕事の回し合い)ではなく、市場の状況に対応した「関係性の再編」ということが言えます。過去は「長年の付き合いだから」という理由で同じ会社と組むことが多かった。これは仕事の回し合いです。 対して、これからは案件ごとに最適な仲間を選び直す柔軟さが成果につながる。「昔は競合だったが、これからは共創」という考え方が大事になってきていると感じるのです。


「過去の延長線上の協力」ではなく、 「課題に合わせて組み替える連携」へ。


これが、縮む市場を前にした印刷業界のリアルな生存戦略になりつつあります。



日本大学が教えてくれる“連携の設計”


先日も書いたとおり、日本大学は国内屈指の総合大学。 16学部86学科という圧倒的な多様性を持ちながら、その多様性を生かす仕組みとして、「2学部以上で構成されたチーム」を条件にした自主創造プロジェクトがあります。

今では多くの学部を有する日大も、始まりは単学部からスタートなわけですが(日大の場合は法律学校からのスタート、つまり法学部スタートの大学)、学部を増やす過程で、分断前提ではなく、“学部横断”を前提にした設計となっていることがわかります。これは、「大きな組織ほど、内部の分断を放置すると価値を発揮できない」という前提に立っている施策です。


多様性を持つ組織は、連携を“設計しないと”自然にはつながらない。 日本大学は、そこを制度として押し出しているわけです。


ただ、自主創造プロジェクトから先の学部ごとの連携はなかなかに生まれていないように思えます。OBの集まる校友会でも連携は簡単ではありません。


印刷業界の一昔前と同じ構造といえます。

意図的に横連携を設計し直すタイミングだと感じます。



政治の世界も“固定連立”の時代ではなくなった


そして政治。 ここに一番象徴的な変化があります。

かつて自民党と公明党は半ば無自覚に与党を構成する、というイメージが強かった。 しかしいま、その前提が崩れつつあります。


高市政権では、

  • 過去の“与党セット”が維持されず、日本維新の会が連携与党となり

  • 今国会では国民民主党との距離感も近くなり

  • 課題ベースでの“再編・連携”が本気で試されている

と感じます。


こうした動きは、まさに「固定化された連携を一度解きほぐし、組み替えていくプロセス」そのものです。

時代が変われば、組む相手も変わる。 過去の延長線に連携を置かない。

この政治の動きは、 企業組織の私たちにも、かなり示唆的だと思います。



これから私たちが選ぶべきは“分断”ではなく“連携、そして共創”


業界も、大学も、政治も、それぞれが違うレイヤーの話に見えて、実は同じ構図にいます。

  • 市場の求めるニーズが変わり

  • 技術や社会環境が変わり

  • 昔のままの分断構造では立ち行かない


そんな時代に入ったといえます。


だからこそ必要なのは、 「固定的な縦割り構造を一度リセットし、課題に応じて連携先を選び、共創すること」

だと思うのです。


業界なら: → 設備・スキル・規模を把握したうえで連携を取っていく 大学なら: → 学部をまたいでプロジェクトチームを再編する 政治なら: → 既存連立を絶対視せず、政策課題ごとに連携相手を変える


これらは全部、同じ方向性の話だと思うのです。


「分断ではなく再編」 「対立ではなく組み替え」 「固定ではなく課題ベースの共創」


これが、時代の空気になりつつあると感じています。


てらすラボは、 この「再編・連携・共創」の視点をもっと深堀りし、 組織の未来に光を当てていきたいと思っています。

  • 過去の惰性で続いているな、と感じる連携は、今一度見直す

  • 分断している領域は、あえて横串を通す

  • 課題を軸に、都度座組をする

  • 大きな組織や市場、業界ほど“再編の余地”が価値になる


分断を徹底的に避ける、というのではなく、 連携を設計し直して、良さそうだな、と思ったら連携の模索をする。 その先に共創が生まれる。


これは企業でも大学でも、そして政治でも、 すでに静かに始まっている変化です。

そして、その変化に気づいた人から、 より強いチームを作り始められるはずです。

一緒に連携して共創しましょう。



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