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「日本酒好き」の裾野を広げるために

  • 梅林成年
  • 8 時間前
  • 読了時間: 4分

私たちビジネスマンは日々仕事や生活のあれやこれやに忙しい中、皆少なからずの趣味を持っていますね。

読書・映画鑑賞、カラオケなど趣味や嗜みにはさまざまなものがありますが、中には興味はあっても、踏み込むのにややハードルが高いと感じてしまうものがあります。

たとえば、歌舞伎や落語、クラシック音楽などは、「勉強してから行かないと楽しめないのでは?」「いつ拍手すればいいの?」「服装は?」と、勝手にプレッシャーを感じてしまいがちです。

 

日本酒にもそんな印象を持っている方が多いのではないでしょうか。 種類は膨大、ラベルには難しい専門用語。

どこか「詳しい人たちだけが嗜み的に楽しめる世界」というイメージがあり、最初の一歩を踏み出すのに少し勇気がいるジャンルかもしれません。

 

そんな諸々の不安を取り除いてくれるであろう日本酒の入門書を現在弊社で鋭意製作中です。 その名も「新・日本酒の教科書」。

 

「飲むたびに大好きになる。知るほどに飲みたくなる。」 日本酒愛を語り始めると文字通り止まらない著者・押尾弘氏と、日本酒プロデューサー上杉孝久氏・日本酒アカデミー株式会社の監修による本書は、「まず知識を覚えましょう」というスタンスではなく、スタートはむしろ「よくわからない」という状態のままでOK。そこから、まずは近所の居酒屋に入ってみる、ちょっと気になる一本を選んでみる、というような身近な行動から、日本酒の広い世界を案内してくれます。

 

弊社株式会社シーティーイーは、今回出版社としてこの本に大きくかかわっておりまして、私梅林が総合プロデュース、アートディレクションを務めております。(シーティーイーが日本酒に関わる理由・切っ掛けをこちらにまとめています。)

読み進めるうちに、「あ、これ好きかも」という感覚を読者の皆様に少しずつは育んでもらえるような親しみの湧く誌面デザインを施しました。

料理と合わせてみたり、器を変えてみたり、温度を変えてみたりと少しずつステップアップ。同じ日本酒でも表情が変わるのが面白くて、気づけば自然と「自分なりの楽しみ方」が見えてくるかも。

日本酒の製造工程やラベルの読み方の解説もやはり大事です。こういった専門用語の羅列は初心者に敬遠されるところですので、ポイントをわかりやすく理解できるように心掛けました。 著者押尾さんのアイディアで、発酵の仕組みを「ロックバンドのセッション」に見立てたり、ラベルを「アーティストのジャケット」に例えたり。小難しい用語を覚えるのではなく、音楽を楽しむような感覚で「なるほど、そういうことか!」と、自然と腑に落ちるような工夫が凝らされています。きっと呪文のようだった酒瓶のラベルも、蔵元からのメッセージに見えてくることでしょう。

 

さらに本書では日本酒のキッチンでの活用法までステージが広がっていきます。みりんや麹の話を読んだあとに料理に使ってみると、「あれ、いつもより美味しい!」と感じるかもしれません。日常生活の中で日本酒をより自然に楽しむためのアレンジやおつまみの意外なアイデア、美と健康の話まで出てきます。

 

この本を読み終えたときにあるのは完璧な知識ではないでしょう。でも、「今度はどれを飲んでみようかな」とか、「これ、誰かに勧めてみようかな」という気持ちが湧いてくると思います。そしてたぶん、それがいちばん日本酒の世界への大事な入り口なんだと思います。 日本酒は、詳しくなってから楽しむものではなく、楽しみながら自然と理解していければOK。そこから始めてみると、日本酒って思っているよりずっと自由で、ずっと面白い─。

 

「勉強」ではなく「冒険」へ。

そんな最初の一歩を、ちょうどいい力加減で後押しできる一冊になれば幸いです。


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