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  • 小越 建典

居酒屋で飲めるジンのパーセプション・チェンジ

更新日:4月25日


翠ジンソーダ浅草六区ブロードウェイ
(浅草六区ブロードウェイにて)

「それはまだ、流行っていない」のキャッチコピーが印象的な「サントリージン 翠(SUI)」。みなさんは、もう飲みましたか?

「翠(SUI)」は2020年の発売から2年、想定を上回る売上を記録し、3月に全国発売された「翠ジンソーダ缶」は、すでに年間販売予定数の65%を販売したといいます。


翠(SUI)のプロモーションは、生活者のジンに対する「認識」を変えようとする仕掛けです(パーセプション・チェンジ)。


甘くないジンのソーダ割りは、居酒屋メニューや日常の食事によく合います。ジン・トニックをはじめ「ジンはカクテルに使われるお酒」というパーセプションを変えることで、新しい市場の創造に挑戦しているのです。


背景にハイボールの成功体験があるのは、間違いないでしょう。同社が広告やPR活動を通して、「ウイスキーはバーやスナックで飲むお酒」「ウイスキーはおじさんのお酒」という認識を変えたのは、10余年前のこと。今ではハイボールは居酒屋の定番となり、女性や若者にも愛されています。


お酒のパーセプション・チェンジといえば、バカルディ ジャパンのPRも思い起こされます。


“ジントニックとカレー”は“赤ワインと肉”以上に好相性科学的に証明された理想の食べ合わせをご紹介

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000033979.html


カレーという日常食との相性を明らかにすることで、「バーで飲むお酒」というジン・トニックのパーセプションを、「ふだんから飲めるお酒」に変えようという試みです。

専門家のお墨付きを利用したPRは、よく用いられる手法。ぜひ参考にしてください。



参考:「翠ジンソーダ缶」2022年販売計画を250万ケースに上方修正

   https://www.suntory.co.jp/news/article/14130.html

 

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