「東京シニアビジネスグランプリ」は、55歳以上の起業家を対象としたビジネスプランコンテストです。2019年度にスタートし、現在3回目の募集中です。
ファイナリストに選ばれた10名から、プレゼンテーションで最優秀賞(賞金50万円)などが決定。ファイナリストは起業支援資金100万円の交付対象候補となります。
シニアの強みのひとつは「経験と人脈」です。
第1回のグランプリで最優秀賞を獲得した伊藤彰氏は、大手不動産会社の出身。日本ではまだ普及していない不動産サブリースと、飲食店向けの居抜き店舗を組み合わせたニッチなモデルを構築しました。
もうひとつの強みは、高齢者のお悩みを自分ごとにできるシニアの視点です。第2回に最優秀賞を獲得したFUKUFUKU-YAの深津チヅ子氏は、「高齢母の幸せを考えるブランド」を展開。自身の母親の洋服探しに困ったことが、アイデアのきっかけになりました。
経験豊富なビジネスパーソンのスキルとアイデアは、生活を豊かにし、経済を元気にする貴重な資源です。今後、シニア起業が当たり前になり、どんどんチャレンジできる環境ができれば、ビジネスも人生もおもしろくなりそう。東京シニアビジネスグランプリのような啓発、支援のプロジェクトに、注目したいところです。
新しい道がある 55歳からの挑戦 「第3回 東京シニアビジネスグランプリ」開催
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