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ブレイク必至のニュービジネスとは

  • 執筆者の写真: 小越 建典
    小越 建典
  • 10月1日
  • 読了時間: 3分

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着々と育っている新しいビジネスのタネ。今回は、その一つを紹介します。

 

それは、「香りの空間演出」ビジネスです。

 

視覚に訴える空間演出は3D技術を駆使したVRコンテンツは近年没入感を増しています。テーマパークに行くと、そのVRとジェットコースターが組み合わされていたり、ジェットコースターの通り道が池だったら実際に水が飛んできたりと、五感に訴える多彩な演出がなされます。

 

そんな五感のなかでも、現状あまり手がついておらず、フロンティアが広がっているのが「嗅覚」です。

 

嗅覚は脳に直結する感覚と言われ、感性を刺激する点では非常に有効です。香りの空間演出は、テーマパークなどのアトラクション、映画館や音楽のライブ、ビジネスシーンを含め、今後伸びるサービスだと直感レベルですが感じています。

 

そんな直感を実感に変える体験を、先日行ってきた大阪・関西万博でできました。関西パビリオンの福井ゾーン「恐竜王国福井」で、香りの演出がなされていたのです。恐竜のウンコの化石に触ったりできる、恐竜時代を体験するVRショーなど、時空を超える探検アトラクションのなかで、漂っていたのが「恐竜時代の森の香り」。消臭力やムシューダで有名なエステーが、オリジナルで開発したものです。数億年前の針葉樹やソテツ、シダ植物を再現したという香りは、グリーンな爽快感とともに、どこか脳にダイレクトに訴えるような、野菜味あふれる印象。古植物学者へのリサーチをもとに作られた、本格的なものだけあって、没入型のアトラクションにはよくマッチしていました。香りも含めて、非日常に放り込まれた感覚です。

 

もうひとつ、IPS心臓などで話題になったパソナの「PASONA NATUREVERSE」でも、エステーの香りが使われています。展示ルートの最終盤に位置する「Wonder Earth 〜あなたの知らない微生物の世界〜」というトンネルのような展示で、エステーは微生物が棲む「土の中の香り」を作りました。

 

そんな空間に入った人間は誰もいないわけですから、「どんな香り??」「どうつくるの??」と疑問に思っていましたが、体験してみると納得。若々しい植物の根っこのような、生命を感じさせる香りだと思いました。薄暗い空間の中で漂ってくると、微生物の世界という設定に、ぐっとリアリティがましてくるように感じます。これも恐竜王国福井と同様で、嗅覚を通して日常空間から身体を切り離すような効果があるのでしょう。

 

いずれも、消臭芳香剤や香水など一般の商品では体験したことのない香りでしたが、決して不快ではありません。それでいて、恐竜や微生物というテーマに即した香りをつくるのが、職人技なのでしょう。エステーグループでは、自社の「コーポレートフレグランス」を開発したり、アーティストやスポーツチームに、ブランドを表現する香りを開発したりしています。

 

御社でも香りの要素を、自社のサービスやオフィス空間に取り入れてみてはいかがでしょうか。


株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。

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