ライターが見つけた「わかりやすい」資料づくりのコツとは?〜資料構成AI付き〜
- 小越 建典
- 6月4日
- 読了時間: 3分
突然ですが、皆さんはビジネスコンテンツにまつわる苦いご経験はありませんか?
営業資料を開いて商談中、相手の目がどんどん死んでいく。
HPを見た人の「ピンと来ない」という一言が、胸に刺さる。
文字びっしりのスライド、実は自分でも読む気にならない。
私はあります! コンテンツ制作の専門家としては失格かもしれませんが、自分のことを伝えるのは難しいものです。練りに練った提案、完璧な自信のある商材に限って、説明を重ねるほど、相手の心は遠ざかっていく気がする…。
「わかりづらさ」の正体とは
どうすれば、誰もがハラオチするような「わかりやすい」資料を作れるのか?
文章の整え方や図解の使い方など、テクニカルな意味でのポイントはいくらでもあります。でも、それとは別に、根本にあるもっと重要なことに私は気が付きました。それは…
「説明をやめる」ことです。
多くのビジネス資料が伝わらない理由は、書き手の「伝えたいこと」ばかりが並んでいるから。「いい商品だからわかってほしい!」と説明を重ねようとすればするほど、自分目線、自分都合のコミュニケーションになってしまいます。しかし、読者が求めているのは、自分が「読みたいこと」「知りたいこと」です。それがないから、読者は資料を読む気をなくし、「理解しよう」というレセプターを閉じてしまう。
これが、「わかりづらさ」の正体です。
書き手目線から読者目線へ。視点の転換こそが、わかりやすい資料作りの第一歩だと思っています。
読みたくなる課題解決ストーリー
では、どうすれば「読みたいこと」中心の資料が作れるのでしょうか?
私が経験のなかで生み出したフレームワークが、「課題解決ストーリー」です。
課題(Problem)
↓
洞察(Insight)
↓
解決策(Solution)
↓
結果(Outcome)
↓
行動(Action)
この流れに沿って構成すると、読み手は自然と「自分ごと」として受け取れるようになります。
特に重要なのが「洞察(Insight)」の部分。
単に問題を提示するだけでなく、「なぜその問題が生まれるのか」「本当の原因は何なのか」という洞察を示すことで、読み手は「なるほど、そういうことだったのか」と腹落ちします。この瞬間に、信頼関係が生まれます。
プロのノウハウを叩き込んだ資料構成AI
BtoBの専門的な商材ほど、「インサイト」が威力を発揮します。表面的な課題の奥にある本質的な問題を明らかにすることで、「この人(会社)は私たちのことを本当に理解している」と感じてもらえるからです。
でも、このフレームワークを使いこなすのは簡単ではありません。
そこで開発したのが、「ビジネス資料構成AIプロ編集」です。
500社以上を取材したプロのビジネスライターが20年のキャリアで培った「課題解決ストーリー」のメソッドを、AIに学習させました。
既存の資料をアップロードするか、テキストで情報を入力して、AIと10分程度チャットするだけ。「説明中心」の資料を「読者が求める情報中心」の構成に変換します。
特に、見落としがちな「インサイト」の部分を、AIが客観的に提案します。あなたの商材の本当の価値を、読み手に響く形で表現します。
そこでお願いです。ご自身のビジネスでこのAIを活用して、資料をつくってみてください。そして、ぜひ率直なフィードバックをいただけないでしょうか。
https://chatgpt.com/g/g-68283e00df508191b090fe8626f70fca-hisinesuzi-liao-gou-cheng-ai
※ChatGPTのアカウントが必要です。ご自身のアカウント上で動作するので、当方への情報共有等はありません。
皆さんの声を参考にさせていただき、さらに便利に使っていただけるよう、AIをブラッシュアップしていきたいと思います。
株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。
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