インドのスタートアップGoodfellowsは、高齢者のユーザーに若者との交友を提供するサービスを運営します。タタ・グループ会長のラタン・タタ氏が出資たことで注目されました。この11月にも、著名投資家らから新たに資金調達を実施したと報じられています。 「Goodfellow(グッドフェロー)」を直訳すると、「良い人」「善意の人」。グッドフェローとなる若者は、一緒に散歩や映画に行く、食料品の買い物を手伝う、診療所に同行する、スマホの使い方などテクノロジーについて教えるなど、高齢者の日常生活を支援します。ユーザーは交友の頻度などにより、サブスクリプションで利用料を支払います(Webサイトに金額の記載なし)。 グッドフェローは、心理テストや身元確認によって共感性がチェックされ、個別面談の上で性格や特性が見極められます。その上で、ユーザーの高齢者と適切に適合するよう、ペアリングプロセスが実行されます。 世界中の国々と同様に、インドでも平均寿命が伸びていますが、核家族化や地方から都市への就職、移住などにより、高齢者の社会的孤立が問題視されています。コロナ禍のロックダウンにより、その傾向がさらに鮮明になりました。 賛否はあるサービスでしょうが、それほど高齢者の問題は大きいと、認識させられるビジネスです。 ●After Ratan Tata, now Niranjan Hiranandani invests in Goodfellows https://economictimes.indiatimes.com/small-biz/sme-sector/after-ratan-tata-now-niranjan-hiranandani-invests-in-goodfellows/articleshow/95574499.cms
株式会社シーティーイーは、企業がつくる雑誌「コーポレートマガジン」を推進します。
詳しくはこちらまで。