横須賀市とJCB、トッパン・フォームズは、災害発生時を想定したオフライン環境下でのキャッシュレス決済システムの実証実験を、3月11日から順次スタートします。
プレスリリースでは、「近年、キャッシュレス決済の利用率は急激に増加している一方、災害発生時などオンライン環境が利用できない状況になった際に、多くの生活者が不便・不安を抱える恐れがあります」と背景を説明。
現金を持ち歩く機会や額が減った人は多いでしょう。帰宅難民になったときや長期避難を余儀なくされた時、現金の持ち合わせがなくても必需品が買える仕組みは、大変心強いのではないでしょうか?
仕組みとしては、普及が進むマイナンバーカードを利用。トッパン・フォームズが開発するアプリで、マイナンバーカードに決済用のIDや上限金額などの情報を紐付け、店舗でオフライン決済できるようにします。店舗では取引情報を一時保存し、ネットワークの復旧後にデータをアップロード。トッパン・フォームズがデータをまとめてJCBへ送信し、JCBがクレジットカード決済として精算・集計します。
三者は同様の仕組みを、自治体の各種ポイント事業や地域振興関連のクーポン事業など、平時の取引にも応用する見通しです。健康保険証や運転免許証との一体化も進むマイナンバーカード。さらに機能を集約して、利便性を向上させようとするアイデアに注目したいところです。
横須賀市、JCB、トッパン・フォームズの3者は、全国で初めてマイナンバーカードを活用し、災害時を想定したオフライン環境における決済システムの実証実験を開始
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