私たちが住む街の地下には、たくさんの設備が迷路のようにめぐっています。ガス、水道、電気、通信ケーブルなどです。これらを正確に把握していないと、掘削工事の際に破壊したり、損傷させてしまう可能性があります。 イスラエルのテルアビブと米国のサンフランシスコに本社を持つExodigoは、そんな地下空間の課題を、画期的なテクノロジーで解決します。 地上のドローンから、MRI、CTスキャン、超音波と複数の技術を用いて地下のデータを収集。データがクラウドにアップロードされると、AIが正確な地下の3Dモデルを作成するのです。 同社によれば、米国だけでも年間約40万件の地下公共設備が被害に遭い、年間約300億ドルの損害が発生しているとのこと。Exodigoは、そんなムダな費用の削減や、工期遅延の回避に貢献します。 こうしたインフラと建設の課題は、世界各地で共通するでしょう。地上から地下空間を、素早く、低コストで可視化するソリューションは、ビッグビジネスになる可能性を感じさせます。今年1月のリリースでは、2022年6月の商用化以来、米国、イスラエル、欧州の20以上の運輸事業者や公共事業、エネルギー業者、建設会社などが活用しています。 Exodigo https://www.exodigo.com/
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