国立科学博物館のクラウドファンディングプロジェクトが、目標の1億円を大きく上回る約9億円を調達しました。コレクションと保全体制を充実させるための資金に活用される予定です。 「貴重な動植物の標本や化石が失われてしまう」という、市場経済で解決できない社会課題。隠れていた問題を提起し、多くの人がその解決に賛同した結果でしょう。 でも、私たちにもっと近いところで、小さくても大切な課題がないでしょうか? 地域の交通や公園の利用、ゴミや野良猫の問題まで、どの地域社会にも、生活に密着したさまざまな課題があるはず。2023年11月にリリースされた「Blue Funding(ブルー・ファンディング)」は、そんな小さな課題解決のヒントになる地域型クラウドファンディングです。 メジャープラットフォームでは埋もれてしまう、地域のスモールビジネスを支援するとともに、「政治的な事情や、経済合理性によってビジネスで解決されない地域の課題を、同じ地域に住む人たちと一緒に解決する役割」を担うと言います。 地元の飲食店や住民センターなどリアルのコミュニケーションもやりやすいでしょうし、地域のコミュニティとして機能できるのは、「ローカルクラウドファンディング」の強みでしょう。すぐそばに困っている人がいる、なくなったら困る場所がある、といった地元の課題を表面化し、問題提起するよいモデルになるかもしれません。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000071649.html
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