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人が集まる!会社が燃える!スポーツの「熱狂」で採用と組織を活性化するヒント

  • 近藤 浩司
  • 12 時間前
  • 読了時間: 3分

人材課題を乗り越える「応援」の力


皆さん、お仕事お疲れ様です!


 経営者や人事担当の方とお話しすると、必ず出てくるのが「人手不足」の悩みです。特に、若年層の労働人口減少が進む現代において、優秀な人材をどう惹きつけ、どう組織に定着させ、最大限のパフォーマンスを発揮してもらうかは、本当に大きな課題ですよね。従来の給与や福利厚生だけでは、もはや社員の「やる気」を引き出し、組織に活力を生み出すのは難しくなっている側面もあります。


 そういった人に関わる課題解決策のヒントとして注目したいのが、「熱狂」と「応援」の力です。派手な求人広告や堅苦しい研修ではなく、会社がスポーツのようなゲームを設計し、それを全力で応援する。この戦略こそが、社員のモチベーションに火をつけ、組織に活力を生み出し、採用市場での魅力を高める、次世代のモチベーション戦略です。


 さらに、社内の活動をスポンサーする仕組みは、組織を内側から劇的に変える力を持っています。


 今回は、実際に、この戦略を大胆に実行し、長年の課題である人手不足の解決に取り組む事例をご紹介します。



串カツ田中:ゲーム感覚で「やる気」を引き出す!


 飲食業界は、常に人手不足との戦い。そんな中で、串カツ田中ホールディングス(本社:東京都)が始めたのが、人事制度「KTリーグ」です。

これは、全店舗を対象にしたガチなコンペティション。お客様満足度、さらには社内外コンテストまでをスコア化して順位が決まります。K1~K3の3部制のリーグになっているのも特長のひとつ。約半年ごとに上位リーグへの昇格や下位リーグへの降格の基準も設けられているんです。

 その上、何がすごいって、外部の企業が、この店舗リーグ戦の「スポンサー」になれる仕組みがあること。スポンサー企業からの協力金が、店舗で働くスタッフの頑張りに応じたインセンティブや、より良い待遇のために活かされています。

つまり、会社の中に「お祭り」と「目標」を持ち込み、外部企業との協業により、スタッフに還元するための資金的な仕組みを作り上げた。これで、現場のスタッフは「ゲームに勝つぞ!」と楽しく働けるようになり、結果としてお客様へのサービス向上にもつながるという、まさに画期的なモデルです。

 


「熱狂の設計」は、未来を創る三方良しの戦略


 この「KTリーグ」のように、社内制度に「ゲーム性」と「外部からの応援(スポンサーシップ)」を組み込むことで、社員のモチベーションという見えにくい価値を最大限に高めることができます。


この戦略がもたらす効果は多岐にわたります。

  • 内への求心力: 共通の目標に向かってチームを「応援」し合う体験を通じて、社員同士の一体感が高まり、インナーコミュニケーションが活性化します。

  • 外への訴求力: 頑張る社員を公に応援する企業の姿勢は、社会貢献性や魅力をアピールし、優秀な人材を引きつける採用ブランディングになります。

  • 社員のエンゲージメント: 会社への誇りや帰属意識が高まり、エンゲージメント(会社への愛着や貢献意欲)が向上します。


 「応援する」という行為は、社員の「やる気」を高め、会社への誇りや帰属意識を向上させる、最も効率的で熱量の高い方法の一つなのです。

皆さんの会社でも、業務の中に「熱狂の設計図」を描き、何かを「応援する」ことから、未来の組織づくりを始めてみてはいかがでしょうか?




水戸マラソン

 さて「応援」といえば、先月のランニングの記事で最後に触れた「第10回記念 水戸黄門漫遊マラソン」、沿道の皆さんやボランティアの皆さんの声援のおかげで、なんとか完走し、無事完走記念メダルを手に入れることができました。










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